親がワキガなら子供もワキガなの?

ワキガは遺伝します。
なぜなら、ワキガの原因となるわき下のアポクリン汗腺の数が生まれつき決まっているからです。
ここから脂質や蛋白質を含んだ汗が出て、常在菌に分解されることでニオイが発生します。
親がワキガであればアポクリン汗腺の数が多く、生まれてくる子供もアポクリン汗腺の数が多くなります。
汗腺の数が多いという事は、分泌される皮脂や蛋白質も多くなり、常在菌が活発に分解を進める環境を作りやすくなるのです。
ワキガが遺伝するという事は、防ぎようがありません。
親がワキガであれば、生まれてくる子供がワキガになる確率は80%にもなるそうです。

(子供がワキガであるかどうかを判断できるのは、一般的に思春期以降の様です。
第二次成長期の頃に、アポクリン汗腺の成長が活発になるからです。)

しかし、親がワキガだから子供も必ずワキガになる、とは言い切れないと思います。
汗のかき方は体質にもよりますし、肥満かそうでないかでも違ってきます。
食べる物も油っぽい物が多いか少ないかでも、皮脂の分泌量は変わってきます。
体質は大体両親に似るものですが、生活環境は日々変化していきます。
親がワキガであるならば、子供はそれを受け継がない様にケアすることでワキガは改善できると思います。

なぜワキガが発生するのか?
どういったケアをすればニオイを抑えられるのか?

幸いにも、今は色々な情報がすぐ手に入ります。
何より、親がワキガである事を自覚している場合、ご自身もケアに気をつかっているであろうと思います。
一番の理解者と相談者がすぐ側にいることで、悩みが悩みでなくなるであろうと思います。